調 査 日:201066日(旧424日)天気:雨

                    調査記録:玉城 菜美路

 小雨が降る中、天底でタキヌウガンとアブシバレーが一緒に行なわれた。以前は旧暦の4月15日に行なわれていたようだが、神人の新城栄一さんが、その日は正しくないとのことで「旧暦4月最後の亥の日」へとなり、この年は2010年6月6日(旧暦4月24日)に御願(ウガン)が行なわれた。

 また、かつては伊豆味のタキヌウガンにも参加するために皆で出掛けていったこともあったそうだ。

            (戦後、間もないころ伊豆味での祭祀に参加している)


・参加された神人
  新城栄一さん(99歳)

・廻る場所      神アサギ ➝ニガミヤー ➝ノロ殿内 ➝ ウタキ ➝モーガー 
             (ウガンの後の懇談会は神アサギ庭で行うが雨のため公民館で)

 

 

■神アサギ

 字民は雨にもかかわらず神アサギへと集まる。元気な老人会の方々が中心で、20名ほど参加されていた。お母さんについてきたと小学生の男の子の姿も。手を合わせる姿がとても様になっていた。

 神人は新城栄一さんである。区長さんが線香に火をつけ参加者に配り、アサギの香炉に立てていく。供え物には花米とお酒(泡盛)とお神酒(もち米と砂糖でつくったもの)を御膳にのせて御願を行なう。

 

 
           ▲神アサギにて皆で御願の様子

  

■字民皆で各拝所を廻り、御願を行なう

  

▲栄一さんを先頭に次へ移動

 

■ニガミヤー

 供え物はアサギ同様。祠内にある香炉ひとつひとつに向かって栄一さんは手を合わせていた。

 

       ▲ニガミヤーでの御願の様子

 

■ノロ殿内

 供え物はアサギ同様。祠内にある香炉ひとつひとつに向かって栄一さんは手を合わせていた。

  

▲ノロ殿内での御願の様子

  

天底のウタキ

 ウタキでは、男性は入口付近で待機。女性はお宮の階段付近で待機。

 「若い人は上まで上りなさい。昔からそう言われていたよ。」とのことであった。

 神人である栄一さんはゆっくりゆっくり、急なお宮の階段を上る。

 供え物は同様で、こちらも香炉ひとつひとつに手を合わせていた。

 お宮内の香炉は4つ。向って正面(南向き)右の香炉は「ビジュル神(水神の総まとめ)」。左の香炉は「ウタキの火神(ウブスナ神)」。向って左側(東向き)奥の香炉は「天底ノロ」。手前の香炉は「長老」。となっている。

   ▲急な階段を上る栄一さん           ▲下で皆が見守る
 

▲供え物(花米・酒・神酒)        ▲栄一さんの御願の様子

 

 ■モーガー

 アミスガー向い側にある小さな丘に小さな祠がある。ここで御願は終了する。

 


         ▲モーガーの遠景                 ▲祠前での御願

 

■公民館へ

 いつもはアサギ庭にて会食を行なうのだが、雨がちらついているため公民館で行なうことに。皆でお神酒やオードブルなどを戴く。

 

   ▲皆でご馳走を囲んで


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                     (2010年6月6日)