第11期 ムラ・シマ講座へ


平成14年度 
  
第5 ムラ・シマ講座 お知らせ!
        9月14日


 今回は運天に行きます。ちょうど「今帰仁の墓」の展示会をしますので、みんなにも墓からいっぱい学んでもらいましょう。
 特に百按司墓と大北墓からは、多くの歴史を学ぶことができます。お楽しみに!!
  ・百按司(ムムジャナ)墓
  ・運天森(ウンテンムイ)
  ・トンネル
  ・大北(ウーニシ】墓
  ・運天の神アサギ
  ・番所(バンジョ)あと

■運天(ウンテン)のあゆみ(石野作成ノート)
 1.運天港はむかしから「良港」として名前が知られ、1471年に朝鮮(ちょうせん) の王様に渡された地図(『海東諸国紀』「琉球国之図」)の中に、「雲見泊」という地 名ででてきます。しかも「要津」(だいじな港)とわざわざ書かれているほどです。

 2.運天は、琉球のれきしの中でも、日本のれきしの中でも、たいせつなやく目をし ていたところです。
 @琉球さいしょの王様の「しゅんてん」のお父さんと言われる、「みなもとのためとも  」という武将(ぶしょう)が、伊豆大島から流されて来たという伝説がある。
 A百按司(ムムジャナ)墓や大北(ウーニシ)墓など、今帰仁をおさめていた、くらいの  高い人たちのお墓がある。
 B今帰仁間切(まぎり・村のこと)の中心地であった。番所(ばんじょ・今の役場)が  あった。運天はとくべつな場所だったので、ふつうの人は、入ってはいけないとこ  ろだった。
 C琉球から薩摩(さつま・今の鹿児島県)にお米を運びだす港のひとつ。
 Dイギリスのバジル・ホールやフランスの船、アメリカのぺリーなど、外国の人たち  も運天にやって来た。
 E琉球が沖縄県になってから、日本からたくさんの人たちが運天をおとずれ、けん  きゅうしたり、本を書いたりした。
 F戦争中は日本軍の軍港だった。
 
3.運天にはトンネルがあります。トンネルができたのは大正13年(1924年)ですが なぜ、山をぜんぶけずって道にしないで、トンネルにしたのでしょうか?
 
              ここでちょっと今帰仁のれきしのお勉強

1.北山王(ほくざんおう)が今帰仁グスクに住んで、ヤンバルをおさめていた時代。
 中国につかえていた。
    ↓
2.北山王がほろぼされて、北山王のけらいたちがまた力をもりかえさないようにと、 しゅりからみはりの役人(かんしゅ・監守)が送られて、ヤンバルをおさめていた時  代。中国につかえていた。

3.薩摩(さつま)が琉球を支配(しはい)し、今帰仁グスクにはだれもいなくなる。運  天に番所ができる。日本と中国の両方につかえていた。


平成14年度 
      4回 ムラ・シマ講座 お知らせ!
        8月10日

  
■国頭村比地(神アサギ・うたきなど) 
    ■やんばる野生生物保護センター


 夏休みは半分がすぎましたが、みなさんは元気いっぱいあそんでいますか?
 さて、第4回のムラ・シマ講座は今帰仁をはなれて国頭村(くにがみそん)のちょうさにでかけます。まず、国頭村字比地(ひじ)のウタキで、比地の神さまにあいさつしたあとで野生生物保護センターを見学します。そのあとセンターのそばを流れる奥間(おくま)川で遊びながらお弁当を食べます。たまにはゆっくりヤンバルをたのしみましょう!!

8月10日(土)
   9時00分 歴史文化センター講堂に集合
     ↓
     ↓  出席の確認(かくにん)
     ↓  ノートの説明(せつめい)
     ↓
   9時10分 国頭村へしゅっぱつ
     ↓
     ↓ 字比地のちょうさ(ウタキ・神アサギ・集落のあとなど)
     ↓ やんばる野生生物保護センターの見学
     ↓ 保護センターの周辺で自然かんさつ
     ↓ 奥間川でおひるごはん
     ↓ 
:   2時00分
     ↓ 今帰仁村(歴史文化センター)にとうちゃく。ただいま。


 
   おべんとう・お茶・タオルなどわすれないように!
     
(ふだんとちがったちょうさなり)


    ▲比地の神アサギ         ▲比地の海神祭(平成10年)


平成14年度
      
第3回 ムラ・シマ講座
        
7月13日(土)
 
 台風が次々と発生していますが、みなさんはお元気ですか?
 さて、第3回のムラ・シマ講座は今帰仁の中央部の字(アザ)、「越地(コエチ)」のちょうさをおこないます。越地には今帰仁小学校や県指定文化財(
けんしていぶんかざい)の仲原馬場(なかばるばば)や土帝君(とうてぃくん)、そして大井川の下流に炬港(ていみなと)があります。越地にもひみつがたくさんありますよ!お楽しみに!

■7月13日(土)

 9時00分
 歴史文化センターこうどうに集合
   ↓   出席のかくにん
   ↓   ノートの説明(せつめい)・越地のれきしについて
   ↓   安全についての話し
   ↓
 
9時20分 越地へ移動
   ↓  仲原馬場の調査(ちょうさ)・今帰仁小学校のこと
   ↓
10時20分 土帝君へ移動
   ↓  土帝君(とうてぃくん)のちょうさ
   ↓
 
10時50分 炬港へ移動
   ↓  炬港の調査(ちょうさ)
   ↓
 
11時50分 文化センターにもどります。
   ↓  一人ひとりの報告・発表
   ↓
 
12時20分 終了(しゅうりょう) 




平成14年度

     第2回 ムラ・シマ講座
        6月8日(土) 

 今回のムラ・シマ講座は今帰仁村の諸志(しょし)です。諸志は明治36年に諸喜田村(ムラ)と志慶真村(ムラ)が合併して諸志村(ムラ)となる。明治41年に諸志村は字(アザ)諸志となります。諸志の特徴は二つの村(ムラ)が合併したこと。そのために神ハサギが二つあります。村(ムラ)が合併しても、祭祀(サイシ)は一つにならないという法則をみつけることができます。下の場所に行きます。
 ここは、諸志に神ハサギや植物群落(国指定)や中城ノロの勾玉などがあることを知ることも大事です。同時に神ハサギを見たり、勾玉を手にしたときの実感、発見したことや感動を言葉にして人に伝えていけるような訓練の場でもあります。聞いたことを素直に伝えることが大事。
 諸志の植物群落には、どんな植物があるのかな? どんな鳥が鳴いているかな?
ウプガーでエビを見つけることができるかな? 
 参加者の報告は終了後です。(工事中

  ◆二つの神ハサギ
  ◆諸志の御嶽の植物群落
  ◆フプガー
  ◆焚字炉(フンジロ)
  ◆ノロ殿内(中城ノロ)の馬の鞍と勾玉
 

        ▲上空からみた諸志一帯


   ▲諸志の神ハサギで            ▲諸志のフプガーで


             ▲一人ひとりの報告会です(歴文の講堂)

     第2回 ムラ・シマ講座の報告!!
       (小学生のみの記録ノートです)

 ■
きょうみんなで、なきじんのおべんきょうをしました。また、なきじんのことを
   しりたいとおもいます。 (今帰仁小 2年 矢貫柚衣)

 ■中ぐすくノロさんのまがたまをみれてうれしかった。
   (上本部小3年 本山みのり)

 ■今日はまがたまを見て、きれいだなと思いました。くびにさげれるのかなと
  思いました。くびにかけると肩がこって、ノロさんは大変だなと思いました。
   (天底小4年 田港萌花)

 ■私は、今日初めてノロさんが大事にしてた勾玉を持ちました。持ってみる
   と、とっても重くて、つるつるしていました。(天底小4年 石川舞子)

 ■私は、ノロのまがたまを持つことが出来て、とてもうれしかったです。神ハ
  サギにはえばって入れない。だけど、頭を下げてはいると聞いて頭を下げ
  て入りました。              (今帰仁小4年 矢貫早弥)

 ■今日は、本物のまがたまがさわれてうれしかったです。持ってみると、とて
  も重たかったので、びっくりしました。こんな重たいものを、首に下げておい
  のりするので、首がいたくならないかなと思いました。
                         (今帰仁小4年 親川遥)

 ■今日は、ノロさんの宝物『まがたま』をもってよかったです。すいしょうは、
   とても重かったです。(今帰仁小4年 大城幸菜)

 ■中ぐすくヌルドゥンチのまがたまは、最初のすいしょうは小さくて、あとから
  大きくなって、真ん中にまがたまがあって、このまがたまはおもしろい形をし
  ていました。      (今帰仁小4年 松尾文乃)

 ■今日は諸志に行って、神ハサギ、フプガーやふんじろ、ヌンドゥンチの所に
  行って、一番思っているところは、ヌンドゥンチにいってまがたまを持ったこと
  です。      (兼次小4年 玉城沙也香)

 ■まがたまを見た。今泊で2けん、諸志で1けん、合わせて3けん見ました。は
  じめてもった、よそうより重かったです。 (兼次小4年 比嘉龍太郎)

 ■フプガーはしょきだむらで、一番大事な場所といっていました。あとフプガー
  の水はのめるといっていたので、私は飲みたいなとおもいました。だけど、
  飲まないでさわってみると、つめたかったです。(兼次小4年 仲尾次和)

 ■今日は、まがたまを持ったり、フプガーにいったりして、いい体験になりま
  した。とくにまがたまは今日しかさわれないと思ったから、まがたまをさわれ
  たのはとてもいい体験になりました。(兼次小4年 金城晃)

 ■今日はまがたまをさわって、おもかったです。(兼次小4年 松田仁実)

 ■私は調べてみて、フプガーの水がのめることを、初めてしりました。
                   (兼次小5年 松田実夏)

 私は神ハサギに行って思ったことは、諸志の神ハサギは一つの村に一つ
   しかないけど、諸志には二つもあったのですごいなぁと思いました。
                   (兼次小5年 玉城美里)

 ■私も諸志に住んでいるけど、知らないことがいっぱいあったのでもっといろ
   いろな事を調べたいです。 (兼次小5年 島袋さきこ)


平成14年度
      第回 ムラ・シマ講座
            5月11日〔土〕


  いよいよ第10期 ムラ・シマ講座がスタートしました。今帰仁村歴史文化センターでは村内をはじめ地域の歴史や文化財を中心とした調査をし記録していきます。ムラ・シマの歴史やさまざまなポイント(ウタキ・神アサギ・拝所・井戸・田や畑・洞窟・道具など)を通して、いろいろな発見をしていきます。
 毎回行った調査記録が冊子になり、さらに展示会をします。みんなのくらす今帰仁のムラ・シマには楽しい秘密が山ほどあるよ! いっしょに調査にでかけましょう。ここでは、現場で物を見て、考える。自分の言葉で人に発見や感動を伝えることができるような訓練となります。人との出合いが一番。第一回目は今帰仁グスクと周辺でした。40名近い参加者です。

■参加者の顔合わせです(老いも若きも)。
■一年間の流れ
■第1回目の調査(今帰仁グスクと周辺)
■参加者の報告(これが一番おもしろい)

調査ポイント〔今帰仁グスクと周辺〕
  ・阿応理屋恵(アオリヤエ)殿内の祠(ホコラ)
  ・今帰仁ノロ殿内(トンチ)の祠(ホコラ)
  ・古宇利(フイ)殿内の祠(ホコラ)
  ・レコーラウーニ(今帰仁ウーニと本部ウーニ)
  ・今帰仁グスクの石垣
  ・今帰仁グスクの中
          
          ▲デコーラウーニの今帰仁
           ウーニ〔手前左のこんもり〕と本部ウーニ〔左側にあるが見えません〕


 調査ポイントは6ケ所あげてあるが、全て記録するわけではありませんよ。どんな報告をしてくれたかな!

     第1回 ムラ・シマ講座の報告!!
        (小学生の分のみです!記録ノートより)

■今日は、知らない人と知ってる人と勉強しました。グスクも見てレコーラ
  ウーニも見ました。 (矢貫柚衣 今帰仁小二年)

■今帰仁ノロが親泊ムラ、今帰仁ムラ、志慶真ムラ、この3つのムラに、
  ウートートーしていたという事がわかった。また、こうろの後ろに、3つ
 ずつ石がお かれていることもわかった。 (玉城知世 今帰仁小四年)

■城址の石は、海でできているのに、どうやって海から、城址に来ている
  のかなと思いました。2億5000年前の城址の石は人が歩いてつるつる
  でした。 (松尾文乃 今帰仁小四年)

■アオリヤエノロさん、今帰仁グスクのことを教えてくれてありがとうござ
  いました。今帰仁の歴史はすごいなあと思いました。 
        (大城幸菜 今帰仁小四年)

■私は城址の石垣をみて、昔の人はよくあんな高い石垣を自分たちで
  つめられたなと思いました。それに、2億年前は海の中にあった石が、
  今、城跡の石垣につかわれているのにも、すごいなと思いました。 
        (親川 遥 今帰仁小四年)

■神様と話をしたり神様を見たりするノロさんてすごい人だろうなと
  思いました。 (本山みのり 上本部小三年)

■私は、今日話を聞いて、アオリヤエのことが一番印象に残りました。
  アオリヤエしか国頭全体の神様と話す人はいないのに、なぜやめた
  のか聞いてみたいです。(赤嶺真歌人 兼次小五年)

■王様が通った道をとおってみたらとてものぼりにくかったです。
          (赤嶺響 兼次小四年)

■今帰仁じょうしのちかくに、ぼくたちのしらないところがたくさんあった
  です。友達と来た時おしえてあげたいです。 
          (比嘉龍太郎 兼次小四年)

■私ははじめてムラシマ講座に入りました。私は、ほこらやウーニは
  初めて見ました。 (玉城沙也香 兼次小四年)

■神人(カミンチュ)の人は、親泊ムラと志慶真ムラ、今帰仁ムラ、三つの
  ムラの神様とお話ができることが初めてわかりました。
           (矢貫早弥 今帰仁小四年)

■学校へ行ったら、今日勉強したことをみんなに教えたいです。
           (仲尾次和 兼次小四年)

■今日はテンチジアマチジの所に行って神木の木から、神がおりてきて、
  神の人とお話ができるので、すごいなと思いました。天の神様は、神人
  とどのような話をしているのか気になりました。
            (田港萌花 天底小四年)

■私はむかしは、神とお話ができる人がいると聞いて「すごいなー」と思い
  ました。しかも女の人しかできなくて、その中で位の高い女の人しかでき
  ないので、それをクラスや先生に教えてあげたいです。
            (石川舞子 天底小四年)


   ▲ムラ・シマ講座開講式       ▲フイ殿内(ドゥンチ)で記録


  ▲テンチジアマチジの記録       ▲みんなに今日の報告


 ▲今帰仁グスクの野面積みの城壁  ▲知念グスク(布積み・相方積み・野面積み)
 (今帰仁グスクと知念グスクの石積みの違いを見てください。その違いは自分で考えて)

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